光の届く距離。 吐き出した煙の行方。 湿り気を帯びた土。 散らばった桜の花びら。 透明になったふりをして遊んでいたのに、 宗教勧誘。 「あなたの幸せを祈らせて下さい」 「どうぞ御自由にお祈り下さい」 「神様を信じていますか?」 「会った事がないから、信じるも信じないもありません」 腰を下ろしたベンチの、すぐ後ろで、 子供達は無邪気に蟻を踏みつぶしていた。 「神様は見ていますかね?」 透明になったふりをやめて、 地下鉄乗り場に急いだ。 吐き出した煙は、 あの光に照らされるところまで届いたのだろうか?。 月の流す涙/GALAPAGOS
by twisted.nerve
| 2005-05-30 23:30
| 雑文
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